教育
education
教育理念
一人ひとりのスタッフは主体的に学び、「ニーズを捉える力」「ケアする力」「協働する力」「意思決定を支える力」を強め、成長していく存在です。看護部教育プログラムはその力を信じ、成長過程を支援します。
教育方針
- 倫理観を深め、患者の権利擁護ができる
- リハビリテーションの視点を持った看護・介護ができる
- 専門性を持って高齢者ケアができる
- 多職種チームの中で、看護・介護専門職として自律し、協働できる
- 研究的視点を持ち日々の実践ができる
- 質の高いケアを行う為に自ら学ぶことができる
新人教育体制(チーム支援型+チューター制度)
チーム支援型
教育委員会が作成した教育計画に基づき、新入職員が所属するチームのメンバーが協力し合いながら指導する教育方式です。その日の実地指導者を決め、1日を通して一緒に行動しながら指導します。説明の中で、分からないな・もう一度聞きたいな、と思ったら実地指導の中で解決していきます。チームで定期的に新入職研修ノートを確認しながらフォローしていきます。
チューター制度
新入職者の「相談相手」として、先輩職員1名をおいて仕事の仕方や学習方法、生活面や精神面などの相談や支援を行います。「出勤後、すぐに行うことは何か」など、そのときどきで困ったことを相談する相手です。チューターは同じチームの3年目以上のスタッフが担当します。1週間に1回程度、相談しやすい環境を作っていきます。
そのほかの新人教育
毎月1回行う集合研修では新たな知識を身につけることや、横のつながりも大切にしています。eラーニングも導入しているので、いつでも個人学習も可能です。TMG看護局や看護協会が主催する外部研修への参加も促進しています。
中途採用者向け教育
最初に2日間のオリエンテーションで、当院についてと、回復期専門病院の役割を学んでいただきます。就業規則、看護部の役割、回リハ病棟、医療安全、感染対策など、病棟ですぐに役立つ内容になっています。そのほかは、TMGキャリアラダーに沿って、レベルに合わせた教育を実施。院内研修、外部研修、eラーニングを活用していただけます。
TMGキャリアラダー研修
- TMGキャリアラダーは看護職員のキャリア開発システムとして作成されたもので、4つの実践能力と組織的役割遂行、人材開発、自己研鑽の7つの能力で構成され、レベルⅠ~Ⅴの5段階となっています。看護部教育委員会ではレベル別に研修を計画・企画し、各人のレベルに合わせた研修を提供しています。そのほか、院内教育委員会が主催する研修や外部研修、eラーニングも活用し、自己学習、自己研鑽を行います。
Ⅰ | 基本的な看護・介護手順に従い、必要に応じ助言を得て、看護・介護を実践する |
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Ⅱ | 標準的な看護・介護計画に基づき、自立して看護・介護を実践する |
Ⅲ | ケアの受け手に合う個別的な看護・介護を実践する |
Ⅳ | 幅広い視野で予測的判断を持ち、看護・介護を実践する |
Ⅴ | より複雑な状況において、ケアの受け手にとっての最適な手段を選択しQOLを高めるための看護・介護を実践する |
- 「看護・介護の核となる4つの実践力」と、「共感・創造・挑戦」の3つの力を身に付けることをめざします。
実践力1「ケアする力」 | 対象者の個別性に配慮した看護・介護を実践することができる |
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実践力2「協働する力」 | 多職種と円滑な情報共有・交換をすることができる |
実践力3「ニーズをとらえる力」 | 対象者を全人的な視点でとらえることができる |
実践力4「意思決定を支える力」 | 対象者の意向を多面的にとらえ、最善の選択に向けた支援ができる |
共に育つ力 | 共感 |
創造し変革する力 | 創造 |
学び続ける力 | 挑戦 |