教育
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教育委員長メッセージ

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当院では、AMGのキャリアラダーシステムに基づき、一人ひとりに合わせた継続教育を実施しています。新卒者には、入職時にオリエンテーションや新人研修を実施後、希望を考慮して病棟配属を行い、1年間のプリセプター制度で成長を支えています。中途入職者にも、入職時期に合わせてオリエンテーションを行い、その方のキャリアやペースに合わせたOJTを行っています。

疑問を持てる看護師になってほしい」と思いながら教育に携わっています。私はAMGの看護学校で教員をしていた時期があり、日々の仕事に対して「なぜそうなのか?」という理由を知ることが大切だと感じてきました。院内研修は、受講者と対話をしながら講義を進め、講師と受講者の双方の成長につながる研修開催を目指しています。

AMGはキャリア支援が充実しているので、当院では、特定行為研修を修了したスタッフが2名在籍しています(2023年4月)。内科医と連携してCV管理などの輸液管理指導や、胃ろう・気管切開カニューレ交換などを実施し、褥瘡のデブリードメント実施などに携わっていて、教育委員会からは新人指導や専門講義の開催などを依頼しています。

教育方針

  1. キャリアラダーに基づき、一人ひとりに合わせた教育を行います。
  2. 精神科看護の専門性の向上に必要な知識・技術を習得し、実践できる人材を育成します。
  3. 相手を認め、個々のニーズにあった看護を提供し、その人らしさを支援することができる人財を育成します。

新人教育

一人ひとりに合わせた教育を

精神科は中途で」というイメージがあると思いますが、当院では新卒の入職者には新人看護師研修計画に沿って丁寧にオリエンテーションと研修を行います。病棟配属後はプリセプターがついて丁寧に指導しています。精神一般病棟の他に内科療養病棟もありますので、点滴や心電図モニターの見方などの技術も学習できます。

2年目以降はクリニカルラダーに沿って研修を行なっています。その他eラーニングを導入しているので自分の時間で学習をすることもできます。看護技術に関しては、定期的に技術チェックを行なっています。配属先の部署で経験できない技術はローテーション研修で他の病棟に行って見学・実施することができるようにしています。

研修修了時のリラックスタイム

毎月1回研修日を作って、研修をしています。内容は「注射研修」ナラティブレポート作成・発表」ケーススタディ」などです。各回の終わりにリラックスタイムを設けて、同期同士の語りの場としています。日頃先輩には話しにくいことも同期なら話せることが多いので、ほっと一息つく場になっています。

リフレッシュ研修

年に1回病院から離れてリフレッシュする「リフレッシュ研修」があります。看護部だけではなく、他部署の同期も参加するので、多部署の繋がりと同期の関係性を深めることができます。1年目だからこそ上手く息抜きをしながら続けていけるようにサポートしています。

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AMGキャリアラダーシステム

Ⅰ〜Ⅴのレベルに分かれていて、レベルに応じた研修内容を実施しています。
各レベルの到達目標は次の通りです。

レベルⅠ 基本的な看護手順に従い、必要に応じて助言を得て、看護を実践する
新人
レベルⅡ 標準的な看護計画に基づき、自立して看護を実践する
2~3年
レベルⅢ ケアの受け手に合う個別的な看護を実践する
3~5年
レベルⅣ 幅広い視野で予測的判断を持ち、看護を実践する
5年以上
レベルⅤ より複雑な状況において、ケアの受け手にとっての最適な手段を選択し、QOLを高めるための看護を実践する
7年以上
レベルⅠ 新人 基本的な看護手順に従い、必要に応じて助言を得て、看護を実践する
レベルⅡ 2~3年 標準的な看護計画に基づき、自立して看護を実践する
レベルⅢ 3~5年 ケアの受け手に合う個別的な看護を実践する
レベルⅣ 5年以上 幅広い視野で予測的判断を持ち、看護を実践する
レベルⅤ 7年以上 より複雑な状況において、ケアの受け手にとっての最適な手段を選択し、QOLを高めるための看護を実践する

この先に、下記の道があります。

ジェネラリスト【臨床実践看護師

ジェネラリスト
【臨床実践看護師】

マネジメント【看護管理者

マネジメント
【看護管理者】

スペシャリスト【専門・認定看護師

スペシャリスト
【専門・認定看護師】

AMGキャリアラダーの目的

  1. 個々の看護・介護スタッフが実践能力を向上させていくために、自ら目標をもって成長・発達していく指標とする。
  2. 個々の看護・介護スタッフに適した教育的支援に活用する。
  3. 個々の看護・介護スタッフの実践能力を向上させ、看護・介護・サービスの質向上を目指す。

その他の研修

ラダーシステムの他、全員に個人パスワードが配布され、学研ナーシングサポート(eラーニング)が利用できます。
看護協会各種研修、日本精神科看護協会各種研修にも参加できます。